教室ブログ
30年来の恩師のお住まいのある三島市のホールで向日葵会コンサートが開催され、参加演奏してきました。
今回はバッハのフランス組曲第6番、そしてモーツァルトの6つの変奏曲。
(モーツァルトは今年ピティナの課題曲にもなってます)
バッハはずっと弾き続けなければ、と思い、今回は6、7つの舞曲から成るフランス組曲を3組ほど譜読みして、6番に決めました。明るく軽やかな感じがとても好きです。
バッハはとの出会いは、今でこそプレインベンションがありますが、バッハインベンションからでした。小学生の頃、譜読みで心折れることもしばしば。
が、たどたどしく弾けるようになると、よく分からないながらも「なんだか心が落ち着く」の感覚があり、不思議に思ったものです。インベンションのレコードが既に家に
2枚あったことでも大変助けられました。
父がバッハ、ビバルディなどバロック音楽好きで小さい頃は家でずっと流れていました。いざ演奏となると、タッチ、装飾の付け方、歌い方、強弱など、いまだに試行錯誤の連続です。まだピアノではなかった鍵盤楽器の時代の曲を現代のピアノで演奏することがまず難しい。最近では現代のピアノで出来る表現で良い、私自身は落ち着きました。当時のスタイルを知る事も大事です。本当に色んな意見があるところです。
バロック時代に少しでも思いを巡らせようと調べものをすると面白いネタがたくさんありすぎて本当に迷子になりそうで、もう時間切れ、と途中になったりも多くあります。
国は違いますがフランスのベルサイユ宮殿が完成する頃、今のドイツに生まれたバッハ。ともにバロックの象徴です。
レッスンでは壁に貼ってある年表の中の
ベルサイユ宮殿、
ルイ14世がメヌエットを踊っている小さな絵、などを見てもらいながら
バロック期の導入をしています。
なんだかゴテゴテの時代だね〜と。
装い、建築物、絵画もね〜と。
まずは分かりやすさからです。
もっとましな解説が出来るように、まだまだ勉強しなければ!